タタミのある暮らし LIFE

タタミのこと TATAMI

日本の文化が生んだ、古き良き伝統の一つ。
日本の気候・風土に合った優れた床材であり、日本独自の伝統的な建材です。
その歴史は古く、奈良時代・日本最古の歴史書である「古事記」にも畳に関する記述が残っています。
断熱性・防音性・調湿性に優れ、空間を快適に整えてくれると同時に、主な素材である”い草”の良い香りに、人々は心癒され、気持ちを和ませてきました。

タタミの素材 MATERIAL

従来は”い草”が畳の主な素材でしたが、近年では樹脂や和紙などの素材を使った畳も利用されています。
ここでは素材ごとの特徴をご紹介します。

い草

い草

吸湿性が高く、消臭・脱臭効果があるうえに、い草に含まれている「フィトンチッド」と呼ばれる芳香成分により、香りのリラックス効果があります。
天然素材であるため湿気に弱く、カビやダニが発生しやすいのが難点です。
日焼けや摩耗によって劣化するため、定期的な交換が必要となります。

和紙

和紙

畳の新たな素材として注目されているのが和紙です。
い草よりも耐久性に優れており、カビやダニにも強い特性があります。
着色がしやすいため、バリエーションも豊富であるため、近年のデザイン性の高い住宅にも取り入れやすくなっていることも特徴です。

樹脂

樹脂

樹脂製の畳には、主にポリプロピレンが使用されています。
水に強く、摩れや色褪せといった経年劣化が起こりにくいため、宴会場や温泉の脱衣所など、汚れやすい・濡れやすい場所に適している素材です。

タタミの仕組み STRUCTURE

畳を構成する各パーツをご紹介します。

畳表

畳表

畳の表面で、直接肌に触れる部分です。
心安らぐ香りや美しい色合いが特徴の天然素材「い草」が主流でしたが、い草の”水分を吸収しやすい・経年で日焼けやほつれが出る”といったデメリットを解消するため、近年では樹脂や和紙などの素材を使った畳表も注目されています。

畳床

畳床

クッション性や断熱性などを与える役割を持つ畳の芯となる部分です。
元々は天然素材の稲藁を何重にも重ねた「藁床」が利用されていましたが、近年では藁床に変わり、木材チップを圧縮したボードや発泡スチロールなどを利用した軽い建材畳床が普及しています。

畳縁

畳縁

畳の長手方向に付く布の部分です。
角の部分の摩擦やささくれを防いだり、畳を敷き合わせた際にできる隙間を埋める役割もあります。
近年では様々な色や柄、素材の縁があり、お部屋の雰囲気に合わせて選ぶこともできるため、デザイン性の高い空間を演出することも可能です。

タタミの良さ MERIT

リラックス効果

リラックス効果

天然素材である”い草”には、フィトンチッドと呼ばれる芳香成分が多く含まれています。
新築の畳の香りに癒されたことがある方も多いのではないでしょうか?
香りを嗅ぐだけで神経が休まり、癒しを感じることができるのも畳ならではです。

調湿機能

畳に使われている”い草”には空気中の水分を吸収・放出するはたらきがあるため、調湿効果があります。
夏は高温多湿、冬は乾燥しやすい日本の気候に最良であり、畳のある部屋では通年快適に過ごすことが可能です。

調湿機能
断熱効果

断熱効果

畳の”い草”は一本ずつ空気を含んでいるため、高い断熱性があることも知られています。
そのため冷暖房効率も高くなり、夏も冬も快適なお部屋に。フローリングのようにマットやラグを敷かずとも快適に過ごすことができます。

遮音効果

”い草”はクッション性が高く柔らかいため、足音や物音を軽減する効果もあります。
子どもやペットがいるご家庭では、走り回ったり、物を落としてしまっても、畳が音を吸収してくれるため音が響きません。マンションなどの階下へ配慮が必要な建物にもぴったりです。

遮音効果

タタミの手入れ MEINTENANCE

畳を末永く、気持ちよくお使いいただくために、日ごろのお手入れ方法をご紹介します。

その01

埃や食べかすなどは、ダニやカビなどの発生原因となるため、掃除機を畳の目にそってやさしくかけてください。
目の中の埃がよく取れ、畳も傷めません。

掃除機を畳の目にそってやさしくかけてください

その02

普段のお掃除は掃除機を丁寧にかけていただければ十分です。
拭き掃除をされる場合は余分な水分は吸収させないよう、乾拭き、またはお湯で充分に絞った雑巾で行ってください。

拭き掃除

その03

畳は”呼吸”をしているため、畳の上にカーペットや上敷きなどを敷かないようにしましょう。
呼吸を妨げてカビの原因にもなる湿気がこもりやすくなるうえに、畳表が傷みやすく、掃除もしにくくなってしまいます。

和室

その04

畳には吸湿効果があるため、梅雨時に限らず、湿度の高い日が続いた場合はカビが生えやすくなります。
換気と適度なお掃除を行ってください。

換気

その05

ピアノや机のような脚のある重い物を畳の上に置くと傷みます。
板の上に乗せるなどして直接畳の上に置かないようにしましょう。

思い家具などは直接畳と接触させない